学会員の皆様へ
昨年の秋にまいた花の種が芽を出し、いよいよ蕾をふくらませ始めています。
いくつもの種類の種を同じ箱にまいたのですが、双葉のころはどんな花になるのか
まったく予想がつきません。 それくらい幼苗はどれもよく似ているのです。
最近になって、よく見る雑草に一生懸命水をやっていたことが分かりました。
道端では踏みつけてもそれほど気にならないのに、数か月水をやった雑草の幼苗は
いとおしくさえあります。
タンポポが鉢の中で大きくロゼットを広げています。
今は、花を咲かせるまで見届けようと、毎日大切に水やりをしています。
勉強会のころには、南の方から桜の便りも届くことでしょう。
春の一日、勉強会に参加してみませんか。
先月の勉強会では、最近よく耳にするようになったマインドフルネスという言葉な
どについて、島田さんに丁寧にご説明いただき、大変有意義な時間を過ごせました。
島田さんは、すでにNHKの取材を受けておられ、その内容が「心の時代」で放送され
る予定とのことです。放送の情報が入りましたら、皆様にご連絡させていただきます。
次回(第112回)の勉強会は、「アメリカにおけるマインドフルネス・ブーム――日本を
含む現代社会への影響とその意義」と題して、ケネス田中先生にご講義いただきます。
前回の勉強会とも関連性のあるテーマですので、マインドフルネスに理解を深める
絶好の連続講義となります。
皆さまのご参加をお待ちしております。
石橋清人(せばな)
※勉強会終了後、食事会を予定しております。
ご都合のよろしい方は、ぜひご参加ください。
※勉強会発表者の募集について詳細を記載いたしましたので、ご参照ください。
第112回「仏教と心理学等の接点を追求する勉強会」
テーマ: 「アメリカにおけるマインドフルネス・ブーム - 日本を含む現代社会への
影響とその意義」
発表者: ケネス田中先生
プロフィール:
武蔵野大学教授(仏教教育部長)、国際真宗学会会長、著書には、『アメリカ仏教-仏教も変わる、
アメリカも変わる』、『真宗入門』など。
講義要旨:
仏教に基づくマインドフルネス瞑想は今や、仏教の壁、いや宗教の壁を超え、心理療法や医学の領
域まで広まる目覚ましい発展を遂げている。
心理療法では、患者が自分の問題を見つめ、向き合い、そして受け入れる有効な手段となっている。
医療の分野では、痛みを軽減したり免疫を高めたりする効果が出ている。 そして、一般にもストレ
ス等の現代人の精神的な問題解決の突破口として、若い世代まで人気を呼んでいる。
本発表ではアメリカにおけるマインドフルネス・ブームについて、その日本を含む現代社会への影
響と意義を考察する。
日 時:3月21日(土): 4時~6時(当日3時30分から入室できます)
場 所:武蔵野大学・武蔵野キャンパス 6号館5階 仏教文化研究所
東京都西東京市新町1-1-20
連絡電話番号:042-468-3145
参加費:無料(申し込み不要)
(学会本部。質問等はこちらに、当日3:30PMまでにお願いします。)
※ 勉強会発表者募集次第
以下は、基本的な発表の次第です。
発表は4時から1時間程度で、その後1時間で参加者の小グループごとでの意見交換を
していただきます。
ご発表いただける方には、具体的にご相談させていただきます。
発表内容その他について疑問などありましたら事務局までお尋ねください。
勉強会の大まかなテーマは次のとおりです。
・心理学(心理療法等を含む)と仏教に関連する発表(心理学・仏教単独でもよい)
・上記に関する本の紹介など(講読)
※ご参考までに文末に過去数回の発表のテーマを紹介させていただきます。
ご連絡をお待ちしております。
事務局・石橋清人(せばな)
連絡は以下のメールアドレスへ
[email protected]
又は
[email protected]
○過去の発表テーマ
第90回・91回 「アメリカ仏教と心理学の遭遇-現代社会を省みて」
第92回 「人間の潜在力-個人尊重のアプローチ」
第93回 唯識思想における自我構造
第94回 コントロール方略の発達-日米の文化差と老年的超越
第95回 聲のコスモロジー(農民芸能と宗教 無境界のはざまから)
第96回 精神科医 マーク・エプスタイン博士の人物と研究等紹介
第97回・98回・99回 講読 マーク・エプスタイン「ブッダのサイコセラピー」
第100回 日本における仏教と心理学の協力の歴史と発展―禅心理学を中心に―
第101回 仏教心理学の指向性orientedについて
―ダンマセラピーの理論と技法の視点から―
第102回 禅の基礎
第103回 初期仏教(原始経典)入門
第104回 依存症の治療におけるマインドフルネス瞑想の導入
-仏教的ルーツと未来の意味合い-
第105回 中年期にある人の自己老後像と関連要因の質的研究
-積極型と消極型、反面教師型の対比から-
第106回 心理療法NLP(神経言語プログラミング)と仏教理論の統合化について
第107回 REBTと仏教の類似と差異: デモンストレーションによる体験的理解の試み
第108回 自己が自己を知るということ-仏教心理学の一大テーマ
第109回 仏教と現代アメリカにおける精神療法:その少なからぬ影響力
第110回 QOLを高める全人的視点と仏教・看護
第111回 ティク・ナット・ハン師の軌跡-マインドフルネスとインタービーイングの教え
(その他のテーマ)
○精神保健福祉士のしごとーソーシャルワークの視点からー
○自己理解から他者理解へ ~性格タイプの理解~
○(購読)フロイトを読む
○フォーカシングって何(ワークショップの試み)
○(購読)安藤治著「心理療法としての仏教」