通信#148 (第112回 仏教と心理学等の接点を追求する勉強会・第24回関東地区研究会)

通信#148 (第112回 仏教と心理学等の接点を追求する勉強会・第24回関東地区研究会)

学会員の皆様へ  (前回3月の勉強会のレジュメも添付させて頂きます。)

  都内では桜が満開の時期を迎えています。

  東日本大震災の年には、私の記憶には桜の花が残っていません。
  あるのに見えないものがあるのだなと、つくづく感じさせられました。
  同じ年の東北の遅い春に、震災のボランティアに行った友人から1枚の写真が届きました。
  被災地に咲き乱れる桜は、哀しくもあり、美しくもありました。
  皆さま方は、今年はどのような花を見るのでしょうか?

 4月の勉強会は、「心理療法における瞑想とダンマ」と題して、石川勇一先生にご講義いただきます。
 先生は相模女子大で教鞭をとられるかたわら、瞑想会、ワークショップの開催など幅広く活躍されていらっしゃいます。
 「瞑想&山巡礼リトリート」とはいっつたいどんなものなのでしょうか?
 皆さまと一緒に新しい一ページを開いてみたいと思います。
 ぜひ勉強会にご参加ください。

石橋清人(せばな)

※勉強会終了後、食事会を予定しております。
  ご都合のよろしい方は、ぜひご参加ください。

※勉強会発表者の募集について
  本メールの最後に詳細を記載いたしましたので、ご参照ください。

第113回「仏教と心理学等の接点を追求する勉強会」

テーマ: 「心理療法における瞑想とダンマ」
発表者: 石川勇一先生

プロフィール:
>>
>>  相模女子大学教授、日本トランスパーソナル心理学/精神医学会会長、「アートマンの館」セラピ
>> スト、臨床心理士、行者。
>>
>>  主な著書に、『スピリット・センタード・セラピー』(せせらぎ出版、2014年)、『心理療法とスピ
>> リチュアリティ』(勁草書房、2011年)、『スピリチュアル心理学入門』(春風社、2009年)など。
>> 学術論文、講演等多数。
>>
>>  心理療法、ソマティックス(身心技法)、ヒーリング等の個人セッションのほか、毎月の瞑想会、瞑
>> 想&山巡礼リトリートなどワークショップを行う。
>>
>>
講義要旨: 
>>
>>  瞑想意識に馴染むことによって、こころの問題に向き合うことや乗り越えることがずっと容易にな
>> ります。
>>
>>  瞑想意識において導かれる対人援助の根本原理を「スピリット・センタード・セラピー」と名づ
>> け(石川、2014)、その概略を紹介します。
>>
>>  そして、心理療法において、ダンマが諸々の苦しみから逃れるためにどのように活かされるのか、
>> その可能性についても考えてみたいと思います。
>>
>
日 時:4月18日(土): 4時~6時(当日3時30分から入室できます)

場 所:武蔵野大学・武蔵野キャンパス 6号館5階 仏教文化研究所

     東京都西東京市新町1-1-20
     連絡電話番号:042-468-3145

参加費:無料(申し込み不要)

連絡先:[email protected]
  (学会本部。質問等はこちらに、当日3:30PMまでにお願いします。)

※ 勉強会発表者募集次第

 以下は、基本的な発表の次第です。

 発表は4時から1時間程度で、その後1時間で参加者の小グループごとでの意見交換をしていただきます。
 ご発表いただける方には、具体的にご相談させていただきます。
 発表内容その他について疑問などありましたら事務局までお尋ねください。
 勉強会の大まかなテーマは次のとおりです。
 ・心理学(心理療法等を含む)と仏教に関連する発表(心理学・仏教単独でもよい)
 ・上記に関する本の紹介など(講読)

  ※ご参考までに文末に過去数回の発表のテーマを紹介させていただきます。

  ご連絡をお待ちしております。
    事務局・石橋清人(せばな)

 連絡は以下のメールアドレスへ
        [email protected]

○過去の発表テーマ

 第90回・91回 「アメリカ仏教と心理学の遭遇-現代社会を省みて」
 第92回 「人間の潜在力-個人尊重のアプローチ」
 第93回 唯識思想における自我構造
 第94回 コントロール方略の発達-日米の文化差と老年的超越
 第95回 聲のコスモロジー(農民芸能と宗教 無境界のはざまから)
 第96回 精神科医 マーク・エプスタイン博士の人物と研究等紹介
 第97回・98回・99回 講読 マーク・エプスタイン「ブッダのサイコセラピー」
 第100回 日本における仏教と心理学の協力の歴史と発展―禅心理学を中心に―
 第101回 仏教心理学の指向性orientedについて―ダンマセラピーの理論と技法の視点から―
 第102回 禅の基礎
 第103回 初期仏教(原始経典)入門
 第104回 依存症の治療におけるマインドフルネス瞑想の導入-仏教的ルーツと未来の意味合い-
 第105回 中年期にある人の自己老後像と関連要因の質的研究-積極型と消極型、反面教師型の対比から-
 第106回 心理療法NLP(神経言語プログラミング)と仏教理論の統合化について
 第107回 REBTと仏教の類似と差異: デモンストレーションによる体験的理解の試み
 第108回 自己が自己を知るということ-仏教心理学の一大テーマ
 第109回 仏教と現代アメリカにおける精神療法:その少なからぬ影響力
 第110回 QOLを高める全人的視点と仏教・看護
 第111回 ティク・ナット・ハン師の軌跡-マインドフルネスとインタービーイングの教え
 第112回 アメリカにおけるマインドフルネス・ブーム―日本を含む現代社会への影響とその意義