会員の皆様
1) 2016年学術大会: 10月15日(土)・16日(日)、高野山大学において。普段より二ヶ月ほど早く行なわれます。多くの会員のご参加を期待しています。
2) 122回「仏教と心理学の接点を追求する勉強会」へのお誘い
気温も高まり、半そでで出かけられる日も増えてきました。近所の「つつじ」が綺麗に咲いていますが「つつじ」と「さつき」って似ていますよね。「さつき」は5月に咲き、花は「つつじ」より小さいのだそうです。「つつじ」の季語は春。「さつき」の季語は夏。花の移り変わりを愛でつつ、この爽やかな時期に体調や身の周りを整えて夏本番を迎えましょう。
さて、5月の勉強会は真宗大谷派了善寺住職でいらっしゃる嵩海史(かさみひろし)さんにお願い致しました。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。(6月の勉強会は第3土曜日の予定です)
春野育美
※勉強会終了後、食事会を予定しております。ご都合のよろしい方は、ぜひご参加ください。
※勉強会発表者の募集について 本メールの最後に詳細を記載いたしましたので、ご参照ください。
第122回「仏教と心理学等の接点を追求する勉強会」
テーマ:「悲喜交流」
発表者:嵩 海史さん
プロフィール:真宗大谷派了善寺住職
発表概要: 僧侶として約20年、教誨師(きょうかいし)として10年活動し、様々な人に接してきた。こうした年月は、私にとって、仏教の人間洞察の深さの確認期間であったような気がする。人間の事実を言いあてる営みは、心理学等でも行われており、当然ながら、それらと仏教との接点は多々あり、それぞれの知見を語り合うことは大変に有益なことと思われる。今回は「悲哀」という側面に問題を絞り、自らの経験から、いくつか問題提起をしてみたい。
曜日時間: 5月21日(土)、4PM~6PM
場 所:武蔵野大学・武蔵野キャンパス 6号館5階 仏教文化研究所
東京都西東京市新町1-1-20
連絡電話番号:042-468-3145
参加費:無料(申し込み不要)
連絡先: [email protected]
(学会本部。質問等はこちらに、当日3:30PMまでにお願いします。)
※ 勉強会発表者募集次第
以下は、基本的な発表の次第です。
発表は4時から1時間程度で、その後1時間で参加者の小グループごとでの意見交換をしていただきます。
ご発表いただける方には、具体的にご相談させていただきます。
発表内容その他について疑問などありましたら事務局までお尋ねください。
勉強会の大まかなテーマは次のとおりです。
・心理学(心理療法等を含む)と仏教に関連する発表(心理学・仏教単独でもよい)
・上記に関する書籍の紹介など(講読)
※ご参考までに文末に過去数回の発表のテーマを紹介させていただきます。
ご連絡をお待ちしております。
事務局・春野育美・岩元珠実
※ メディテーション・人生講話セッション
今月も、関東勉強会・研究会が開始される1時間半前に、「メディテーション・人生講話セッション」が行なわれます。ここでは、マインドフネス瞑想、念仏メディテーションなどを参加者と一緒に行ない、その後、仏教に基づく人生講話も聞いて頂くことになります。(参加は任意で、勉強会・研究会とは、必ずしも連動しているものでもありません。)
時間:5月21日(土) 2:30~3:30PM
場所:勉強会と同じ(武蔵野大学武蔵野キャンパス6号館5階)
担当者:ケネス田中先生
連絡は以下のメールアドレスへ又は [email protected] まで。
○過去の発表テーマ
第90回・91回 「アメリカ仏教と心理学の遭遇-現代社会を省みて」
第92回 「人間の潜在力-個人尊重のアプローチ」
第93回 唯識思想における自我構造
第94回 コントロール方略の発達-日米の文化差と老年的超越
第95回 聲のコスモロジー(農民芸能と宗教 無境界のはざまから)
第96回 精神科医 マーク・エプスタイン博士の人物と研究等紹介
第97回・98回・99回 講読 マーク・エプスタイン「ブッダのサイコセラピー」
第100回 日本における仏教と心理学の協力の歴史と発展―禅心理学を中心に
第101回 仏教心理学の指向性orientedについて ―ダンマセラピーの理論と技法の視点から―
第102回 禅の基礎
第103回 初期仏教(原始経典)入門
第104回 依存症の治療におけるマインドフルネス瞑想の導入-仏教的ルーツと未来の意味合い-
第105回 中年期にある人の自己老後像と関連要因の質的研究-積極型と消極型、反面教師型の対比から-
第106回 心理療法NLP(神経言語プログラミング)と仏教理論の統合化について
第107回 REBTと仏教の類似と差異: デモンストレーションによる体験的理解の試み
第108回 自己が自己を知るということ-仏教心理学の一大テーマ
第109回 仏教と現代アメリカにおける精神療法:その少なからぬ影響力
第110回 QOLを高める全人的視点と仏教・看護
第111回 ティク・ナット・ハン師の軌跡-マインドフルネスとインタービーイングの教え
第112回 アメリカにおけるマインドフルネス・ブーム―日本を含む現代社会への影響とその意義
第113回 心理療法における瞑想とダンマ
第114回 密教の瞑想について
第115回 「座る。感じる。」座禅体験
第116回 あたま(マインド)の呼吸、からだ(ハート)の呼吸
第117回 心理カウンセリングに用いる仏教教義~摂食障害の事例を通じて
第118回 購読 藤田一照・「日本のマインドフルネス」へ向かって
第119回 高齢者とのかかわりに活かす仏教-老年的超越と傾聴の事例を通して
第120回 現代人はスピリチュアティをいかに受容するか」
第121回 死別にともなう僧侶の悲嘆と成長に関する質的研究ー解釈学的現象的分
析(IPA)を用いてー
勉強会事務局 春野育美 .岩元珠実
<[email protected]>