通信#187 第126回「仏教と心理学等の接点を追求する勉強会」 のお知らせ

通信#187 第126回「仏教と心理学等の接点を追求する勉強会」 のお知らせ

学会員の皆様へ

昨年は大変お世話になりました。
2016年はどんな年だったのでしょうか。
2017年も「仏教と心理学等の接点を追及する勉強会」での学びが
みなさんの足元を照らす小さな灯火となりますように願っております。

さて1月の勉強会は、前田伸子先生(鶴見大学・鶴見大学短期大学部 教授・副
学長)にお願いいたしました。
 
また、2016年4月からは関東勉強会・研究会が開始される1時間半前に、
「メディテーション・人生講話セッション」が行なわれています。
ここでは、マインドフネス瞑想、 念仏メディテーションなどを参加者と一緒に行ない、
その後、仏教に基づく人生講話も聞いて頂くことになります。
今月からでも、瞑想が初めての方でも大丈夫です。

2017年も多くの皆様のご参加をお待ちしております。

(次回の勉強会は3月予定です。)

2月は武蔵野大学仏教文化研究所 公開講座
「私たちの親鸞―東京大学印度哲学科で共に学んで、あれから40年」

がございますので勉強会はお休みいたします。どうぞこちらにご参加ください。)

公開講座の日時:
2017年2月18日(土) 13:30~16:30
場所:武蔵野キャンパス 5号館(グリーンホール)

パネリスト:
竹村牧男(東洋大学学長)
丘山 新(浄土真宗本願寺派教学センター所長)
田中教照(武蔵野大学 学院長)
田中ケネス(武蔵野大学仏教文化研究所所長)
詳しくはこちらをご覧ください↓
http://www.musashino-u.ac.jp/learning/extension_lecture03.html)

※勉強会終了後、懇親会を予定しております。近隣の飲食店で各自注文し懇親を
深めるスタイルです。どうぞご参加ください。

※勉強会発表者の募集について
 本メールの最後に詳細を記載いたしましたので、ご参照ください。

第126回「仏教と心理学等の接点を追求する勉強会」

・テーマ:「總持寺における臨床宗教師育成事業~基礎的なコミュニケーション
能力を養う~」

・発表者:前田 伸子先生(鶴見大学・鶴見大学短期大学部 教授・副学長)
 
・発表の概要:「鶴見大学先制医療研究センターでは、仏教文化研究所および總
持寺と共同で曹洞宗修行僧等を対象とした『臨床宗教師等の育成事業』を平成26
年度から開始した。本事業は「宗教者と医療者が一体となって、相談者に寄り添
い、悩みを傾聴することを最終のゴールとして、現在は「ひと」を知り、その心
に寄り添うための基礎的なコミュニケーション能力について、演習を中心に学び、
傾聴に必要となる知識、技能と態度の修得を目指している。

 具体的な演習の内容は受講生(毎年およそ修行僧30名)が数名のグループにわかれて、
与えられた課題について、互いに話しあい、その話し合いの内容をフィードバッ
クし、十分に聴き取れているかどうかを確認する。この演習をグループを組み替
えて、何度も繰り返し、「どのような人に対しても、どのような時にも、目の前
のその人を理解する姿勢・態度(傾聴の基本)を習得」してもらうことを目標と
している。また、本事業の締めくくりとして、一般公開のシンポジウムを開催し
ている。平成28年度のシンポジウムのテーマは「生と死:今、問われる宗教の役
割」である。

 今回、仏教と心理学の接点を追求する勉強会で、大学と總持寺の恊働事業で
ある研修事業の詳細をご説明し、修行僧がコミュニケーションの基礎を学ぶことの
重要性をご一緒に考えたい。」

【学歴・略歴】 1976年 3月 鶴見大学歯学卒業 1976年 4月 東京医科歯科大
学歯学研究科入学(口腔細菌学専攻) 1980年 3月 東京医科歯科大学歯学研究
科修了(口腔細菌学専攻) 1980年 4月 鶴見大学歯学部非常勤講師(口腔細菌
学) 1981年 4月 同上 講師 1988年 12月 米国フロリダ大学歯学部Post
Doctorとして留学 1989年 12月 鶴見大学歯学部講師として米国から戻る(口腔
細菌学) 1991年 4月 同上 助教授 1999年 12月 同上 教授 2009年 5月 鶴見
大学 副学長 現在に至る

【所属学会】 歯科基礎医学会、日本歯科薬物療法学会、JADR 日本細菌学会、
日本口腔衛生学会、 日本歯周病学会、日本歯科保存学会 日本口腔外科学会、日
本歯科医学会、日本歯科教育学会

「メディテーション・人生講話セッション」
時間:1月21日(土) 2:30から3:30PM
場所:勉強会と同じ(武蔵野大学武蔵野キャンパス6号館5階)
担当者:ケネス田中先生

第126回「仏教と心理学の接点を追求する勉強会」

時間:1月21日(土)、4PMから6PM
場 所:武蔵野大学・武蔵野キャンパス 6号館5階 仏教文化研究所
     東京都西東京市新町1ー1ー20
    連絡電話番号:042ー468ー3145

どちらも参加費:無料(申し込み不要)
連絡先:[email protected]
 (学会本部。質問等はこちらに、当日3:30PMまでにお願いします。)

※ 勉強会発表者募集次第

 以下は、基本的な発表の次第です。
 発表は4時から1時間程度で、その後1時間で参加者の小グループごとでの意
見交換をしていただきます。
 ご発表いただける方には、具体的にご相談させていただきます。
 発表内容その他について疑問などありましたら事務局までお尋ねください。
 勉強会の大まかなテーマは次のとおりです。
 ・心理学(心理療法等を含む)と仏教に関連する発表(心理学・仏教単独でもよい)
 ・上記に関する書籍の紹介など(講読)
 
 ※ご参考までに文末に過去数回の発表のテーマを紹介させていただきます。
  ご連絡をお待ちしております。
    

 連絡は以下のメールアドレスへ
        [email protected]

   又は
        [email protected]まで。

○過去の発表テーマ
 第93回 唯識思想における自我構造
 第94回 コントロール方略の発達~日米の文化差と老年的超越
 第95回 聲のコスモロジー(農民芸能と宗教 無境界のはざまから)
 第96回 精神科医 マーク・エプスタイン博士の人物と研究等紹介
 第97回・98回・99回 講読 マーク・エプスタイン「ブッダのサイコセラピー」
 第100回 日本における仏教と心理学の協力の歴史と発展~禅心理学を中心に
 第101回 仏教心理学の指向性orientedについて~ダンマセラピーの理論と技
法の視点から~
 第102回 禅の基礎
 第103回 初期仏教(原始経典)入門
 第104回 依存症の治療におけるマインドフルネス瞑想の導入~仏教的ルーツと未来の意味合い~
 第105回 中年期にある人の自己老後像と関連要因の質的研究~積極型と消極型、反面教師型の対比から~
 第106回 心理療法NLP(神経言語プログラミング)と仏教理論の統合化について
 第107回 REBTと仏教の類似と差異: デモンストレーションによる体験的理解の試み
 第108回 自己が自己を知るということ?仏教心理学の一大テーマ
 第109回 仏教と現代アメリカにおける精神療法:その少なからぬ影響力
 第110回 QOLを高める全人的視点と仏教・看護
 第111回 ティク・ナット・ハン師の軌跡~マインドフルネスとインタービーイングの教え
 第112回 アメリカにおけるマインドフルネス・ブーム~日本を含む現代社会への影響とその意義
 第113回 心理療法における瞑想とダンマ 
 第114回 密教の瞑想について 
 第115回 「座る。感じる。」座禅体験
 第116回 あたま(マインド)の呼吸、からだ(ハート)の呼吸
 第117回 心理カウンセリングに用いる仏教教義?摂食障害の事例を通じて
 第118回 購読 藤田一照・「日本のマインドフルネス」へ向かって
 第119回 高齢者とのかかわりに活かす仏教~老年的超越と傾聴の事例を通して
 第120回 現代人はスピリチュアティをいかに受容するか」
 第121回 死別にともなう僧侶の悲嘆と成長に関する質的研究ー解釈学的現象的分析(IPA)を用いてー
 第122回 「悲喜交流」
 第123回「無我の新しい解釈」
 第124回「仏教という心理療法、そのアセスメントと心理臨床について」
 第125回「説得の心理学」


勉強会事務局 春野育美 <[email protected]>;