通信#108 (第22回 関西 勉強会のお知らせ)

通信#108 (第22回 関西 勉強会のお知らせ)
 こんにちは。五月に入り、新緑の間を吹くさわやかな風を感じるこの頃です。皆様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。さて本日は、日本仏教心理学会第22回関西勉強会の御案内を差し上げます。皆様のご参加をお待ちしております。会員・非会員を問わず、どなたでもご参加になれます。お誘い合わせの上、どうぞお出でください。


■期日: 2013年5月31日(金)18:00~20:30頃まで(会議室は17:30から入れます。) 

■会場: 龍谷大学大宮キャンパス 本館2階会議室 <守衛所でお尋ねください。>

(校門より正面に見える建物(重要文化財)の2階です。1階が暗いのでお気を付けください。正面入口が閉まっていたら、左右どちらかの入り口からお入りください。靴を脱いでお上がり下さい。)

   地図:龍谷大学大宮キャンパス(JR京都駅より徒歩約10分)
     HP http://www.ryukoku.ac.jp/omiya.html (地図の①の建物の2階の左側です。) 

■研究発表・意見交換(18:00~20:30)

 <パーリの伝承から読み解く釈尊の「法」と「行」の本質>

   岡野 さつき(高野山大学大学院修士課程修了・関西大学大学院聴講生) 

  昨年7月の勉強会では、「『大念処経』から読み解く釈尊の「覚り」への「一道」―『出入息念経』との比較考察による「念処」の本質―」と題して、修士論文第一章のテーマである、釈尊の瞑想実践の根幹を成す「四念処」の本質とその実践内容について発表した。『出入息念経』との比較考察によって、釈尊の語った「覚り」の内容と、そこに至る「一道」の困難な道のりを多少なりとも明らかにすることができたと考えている。

 今回の発表では、修士論文第二章で取り上げた『大パリニッバーナ経』、『初転法輪経』、『自説経』、『小空経』、『サムユッタ・ニカーヤ』、『慈経』と『梵天勧請』のエピソードをもとに、釈尊の「法」と「行」の本質について考察する。釈尊が語った「法」、語り得なかった「真理」、そして修行者の行くべき「道」。これらについて伝え残されている表現をパーリ経典より抽出し、修士論文での考察とあわせて紹介したい。活発な意見交換のための話題提供となれば幸いである。
                               
■お問合わせ: 藤  能成 (ふじ・よしなり:日本仏教心理学会会員)
          E-mail : [email protected]  TEL : 龍谷大学075-343-3311㈹

■お願い:参加申込は必要ありませんが、予め参加者数を把握したいと思いますので、ご参加の方はできるだけ前日(5月30日)までに上記アドレス宛て、お名前をお知らせください。