通信#124 (第27回 関西勉強会   2月24日)

通信#124 (第27回 関西勉強会   2月24日)

日本仏教心理学会 第27回 関西勉強会

          < 中川 吉晴先生 特別講演 >

皆様、こんにちは。寒い日が続きますが、お変わりありませんか。

さて、第27回関西勉強会のご案内を致します。今回は関西勉強会では初めての特別講演です。

同志社大学教授・中川吉晴先生をお招きし、「ホリスティック教育」についてお話いただきます。

人間の本質的なあり方を求め、つながりと瞑想を重視するホリスティック教育について、学びを深めることができる貴重な機会となることでしょう。ご講演の後は自由な意見交換の場としたいと思います。皆様のご参加をお待ちしております。会員・非会員を問わず、どなたでも自由にご参加いただけます。どうぞお越しください。

                    

期日:2014年3月14日(金)18302030頃まで

会場:龍谷大学大宮キャンパス 南黌105教室 <初めての会場です>

(校門を入ってすぐ左側の建物・南黌の1階です。守衛所でお尋ねください。)

地図:龍谷大学大宮キャンパス(JR京都駅より徒歩約10分)

校舎見取り図:http://www.ryukoku.ac.jp/omiya.html(③の建物です。)

特別講演と意見交換18:30~20:30

ホリスティック教育

中川吉晴(同志社大学社会学部教授)

ホリスティック教育は1980年代後半以降おもに英語圏を中心に発展してきた教育思潮です。その流れは今日、世界中に広がり、スピリチュアリティ教育や観想教育とも重なり合っています。日本では1990年代の半ば以降、研究と実践がつづけられています。ホリスティック教育は、断片化された人間観にもとづく現代教育に対して、ホーリズムの観点から、人間と教育のあり方を根本的にとらえ直そうとします。そのさい「つながり」という概念が強調されます。実践においては、瞑想を取り入れた変容が重視されています。ホリスティック教育には東洋思想やトランスパーソナル心理学なども大きな影響を及ぼしています。その意味では、仏教心理学とも近い関係にあるのではないかと思います。今回の発表の大半は入門的な内容になると思いますが、ホリスティック教育の展開や基本的な考え方だけでなく、北米やアジアに見られるホリスティック教育の活動にふれ、さらに観想教育にもふれたいと思います。また可能な範囲で、仏教心理学との関係についても検討したいと思います。                                  

                              

■お問合わせ:藤  能成 (ふじ・よしなり:日本仏教心理学会会員・龍谷大学教授)

E-mail : [email protected]TEL : 龍谷大学075-343-3311

■お願い:参加申し込みは必要ありませんが、予め人数を把握したいと思いますので、ご参加の方はできるだけ3月11日(火)までに上記アドレス・藤宛て、お名前をお知らせください。