皆さま、あけましておめでとうございます。
今年も勉強会をよろしくお願いいたします。
南北に長い島国日本は、シベリアから南の島々までを自由に行き交う渡り鳥の休憩地になっています。
渡り鳥には人間の作った国境というものは見えません。天空高く羽ばたきながら、人間の様子をどのように見ているのでしょうね。(少し心配しているのでは)
本年第一回目の勉強会のご案内を申し上げます。
今回は翻訳家(精神科ソーシャルワーカー、カウンセラー)の島田啓介さんに「ティク・ナット・ハン師の軌跡ーマインドフルネスとインタービーイングの教え」と題してご発表いただきます。
島田さんは、ワークショップハウスを主催し、瞑想会も開催するなど、幅広く活動されていらっしゃいます。実践家としての島田さんのお話は、勉強会参加者の皆さまの学びを深められる貴重な機会になるものと確信しております。ぜひとも勉強会にお越しください。お待ちしております。
(島田さんから概要資料をいただいておりますので、添付いたします。当日の勉強が深められると思いますので、事前にご一読願います。当日、別途資料を配布する予定です。)
〇添付ファイル一覧
概要資料
グーグルにおける法話(島田さん訳)
ティク・ナット・ハン年表
石橋清人(せばな)
※ 勉強会終了後、食事会を予定しております。
ご都合のよろしい方は、ぜひご参加ください。
※ 勉強会発表者の募集について
本メールの最後に詳細を記載いたしましたので、ご参照ください。
第111回「仏教と心理学等の接点を追求する勉強会」
日 時: 2月21日(土) : 4時~6時(当日3時30分から入室できます)
テーマ: 「ティク・ナット・ハン師の軌跡―マインドフルネスとインタービーイングの教え」
発表者: 島田啓介さん
プロフィール: 1958年生まれ。翻訳家、精神科ソーシャルワーカー(PSW)、カウンセラー。ワークショップハウス「ゆとりや」主催。農業をベースにした自給的生活の実践と、体と心の癒しの提供に取り組む。 1995年のティク・ナット・ハン師来日ツアーを中心的に主催する。 ティク・ナット・ハンのメソッドによる瞑想会も開催。 ティク・ナット・ハン師の著作物の翻訳を多く手がける。
講義 要旨: 上座部と大乗の両要素を備えたティク・ナット・ハン師の教えと実践のユニークさ、なぜマインドフルネスとインタービーイングが切り離せない要素なのか?など、かんたんな実践をご紹介しながらお話ししたいと思います。
参加者へのメッセージ: 長く学んでこられた皆さんと一緒に、新たにティク・ナット・ハン師について学びを深められればと楽しみにしております。
日 時: 2月21日(土) : 4時~6時(当日3時30分から入室できます)
場 所:武蔵野大学・武蔵野キャンパス 6号館5階 仏教文化研究所
東京都西東京市新町 1 - 1 - 20
連絡電話番号:042-468-3145
参加費:無料 (申し込み不要)
連絡先: [email protected]
(学会本部。質問等はこちらに、当日3:30 PM までにお願いします。)
※ 勉強会発表者募集次第
以下は、基本的な発表の次第です。
発表は4時から1時間程度で、その後1時間で参加者の小グループごとでの意見交換をしていただきます。ご発表いただける方には、具体的にご相談させていただきます。発表内容その他について疑問などありましたら事務局までお尋ねください。
勉強会の大まかなテーマは次のとおりです。
・心理学 ( 心理療法等を含む ) と仏教に関連する発表 ( 心理学・仏教単独でもよい)
・上記に関する本の紹介など ( 講読 )
※ ご参考までに文末に過去数回の発表のテーマを紹介させていただきます。
ご連絡をお待ちしております。
事務局・せばな(石橋清人)
連絡は以下のメールアドレスへ
[email protected]
又は
[email protected]
○ 過去の発表テーマ
第 90 回・ 91 回 「アメリカ仏教と心理学の遭遇-現代社会を省みて」
第 92 回 「人間の潜在力-個人尊重のアプローチ」
第 93 回 唯識思想における自我構造
第 94 回 コントロール方略の発達-日米の文化差と老年的超越
第 95 回 聲のコスモロジー ( 農民芸能と宗教 無境界のはざまから)
第 96 回 精神科医 マーク・エプスタイン博士の人物と研究等紹介
第 97 回・ 98 回・ 99 回 講読 マーク・エプスタイン「ブッダのサイコセラピー」
第 100 回 日本における仏教と心理学の協力の歴史と発展 ― 禅心理学を中心に ―
第 101 回 仏教心理学の指向性 oriented について― ダンマセラピーの理論と技法の視点から ―
第 102 回 禅の基礎
第 103 回 初期仏教 ( 原始経典 ) 入門
第 104 回 依存症の治療におけるマインドフルネス瞑想の導入-仏教的ルーツと未来の意味合い-
第 105 回 中年期にある人の自己老後像と関連要因の質的研究-積極型と消極型、反面教師型の対比から-
第106回 心理療法 NLP( 神経言語プログラミング)と仏教理論の統合化について
第107回 REBTと 仏教の類似と差異: デモンストレーションによる体験的理解の試み
第108回 自己が自己を知るということ-仏教心理学の一大テーマ
第109回 仏教と現代アメリカにおける精神療法:その少なからぬ影響力
第110回 QOLを高める全人的視点と仏教・看護
(その他のテーマ)
○ 精神保健福祉士のしごとーソーシャルワークの視点からー
○ 自己理解から他者理解へ ~性格タイプの理解~
○ (購読)フロイトを読む
○ フォーカシングって何(ワークショップの試み)
○ (購読)安藤治著「心理療法としての仏教」