「君看よ、双眼の色」~温かな手を差し伸べ合う世界へ~
臨済宗建長寺派 林香寺 住職RESM新横浜 睡眠・呼吸メディカルケアクリニック 副院長(精神科医)川野泰周 「君看(み)よ、双眼(そうがん)の色、語らざるは愁(うれい)なきに似たり」 江戸時代に活躍した臨済宗中興の祖、白隠(はくいん)慧(え)鶴(かく)禅師が「槐(かい)安国語(あんこく…
コロナ禍における言語化の重要性
仏教心理学会 会員 京都文教大学大学院 臨床心理学研究科 博士後期課程菅原 圭 私は浄土真宗の寺の娘として生まれ育つ中で、臨床心理士に憧れ、心理学を学び始めた。その中で”僧侶として生きるということとはどういうことか?”ということに興味を持ち、研究を進める中で、日本仏教心理学会…
仏教系YouTubeへの挑戦から見た仏教心理学研究の可能性
仏教心理学会 会員 浄土真宗本願寺派高善寺・臨床心理士、公認心理師お坊さんユーチューバー 武田 正文 令和元年大晦日からYouTubeデビューをいたしました。インターネットを使って仏教の発信をする中で気づいたこと、考えたことについてご紹介します。 YouTubeのタイトル…
心の安寧と平和の方法を探して
仏教心理学会 会員 同志社大学大学院 総合政策科学研究科 博士課程・後期課程岡田 成能 私は本山修験宗の僧侶であり、大学院にて民族紛争の研究を進めている学生でもあります。 修験と言うと古来の山岳信仰のイメージが強いですが、神仏習合を経て大乗仏教の思想を基に体系化され、…
仏教的教育人間学と仏教心理学
仏教心理学会 会員 同朋大学社会福祉学部准教授 岩瀬真寿美 一般に、日本の子どもたち、あるいは大人にさえも、宗教的な救いの意味、信仰心の意義が、特別な環境にない限り、知られていないと考えられます。しかし、これだけ長い歴史を通じて伝承されてきた「宗教」には、自己の救いがあるということは…
近況報告と仏教心理学会が今後担うべき役割~今こそセラピーとしての仏教を
一般社団法人日本産業カウンセラー協会 シニア産業カウンセラー 仏教心理学会 評議員松村 一生 「今更ながら」の感が強いが、仏教にはセラピーの要素があることを今まで以上に強調して行くのが学会の役割ではないでしょうか?僧侶でない上に、研究者でもない私が申し上げるのは、はなはだ僭越であるこ…
オンライン・カウンセリングの可能性と課題
ダンマ・プロジェクト(カウンセリングルームのほほん)梅津礼司仏教心理学会 評議員 コロナ禍でオンライン(ZoomやSkype、LINEのグループTV電話)を利用するでの学会、研究会、会議やセミナーやワークショップなどの開催機会が増えています。 この二年間で、カウンセリング場面もオンラ…
[Higashi_nihon 0067] 学会誌へ投稿のご案内
日本仏教心理学会会員のみなさま 日頃は、学会活動にご協力いただきありがとうございます。学会誌論文投稿についてのご連絡です。 第13号(2022年度版)への論文投稿、ふるってご応募ください。 詳細については、学会誌の学会誌規定をご参照ください。 なお、第13号への投稿期限は、2021年1…
『仏教心理学会との出会い』と若き彫刻家への書簡
『仏教心理学会との出会い』と若き彫刻家への書簡昭和女子大学 現代教育研究所仏教心理学会 評議員早田 啓子 私は二十歳の頃、人間存在についてひどく悩んだことがある。その後、この悩み解決の糸口として本学会に入った。その悩みは今も消えてはいない。 先頃、新潟の大学で美術を教えている若き彫刻家から制作上…
第13回(2021年)学術大会が開催されました!
たくさんのご参加有難うございました!